ルーフィと日本航空が共同で開始
法人専用の車両マッチングサービス「ハコブリッジ」を提供しているルーフィ(渡辺泰章社長、東京都中央区)と日本航空(=JAL。赤坂祐二社長、同品川区)は空陸一貫配送サービス事業を拡大することを目的として業務提携を締結し、共同で1日から、羽田空港を中心とした国内7空港と陸路をつなぐ空陸一貫配送サービス「ハコJET」を開始した。なお、空陸一貫型の当日配送マッチングサービスで時間指定ができ、冷蔵・冷凍も含めた3温度帯対応は「国内初」という。
渡辺社長は「国内の物流をもっとスピーディで安価にすることで、特に地方から東京のルートで地方にある企業の販路拡大に貢献したいと考えて『ハコJET』を開発した」とし、「『ハコブリッジ』と航空便が選択できる機能をAPI連携でつなぐことによって一気通貫型のマッチングサービスを提供する」としている。
「ハコJET」は、「ハコブリッジ」で法人会員登録後、配送注文内容を入力すると、航空便を活用したほうが配送の所要時間か運賃に優位性がある場合、航空便活用の選択画面が自動表示で提案され、概算の見積もりを事前に取得することができる。その差異、陸送のみの場合の配送時間や総運賃との比較も表示されるという。陸送はハコブリッジの運賃、空輸はJALの国内貨物の運賃が適用される。
法人となると輸送量が多くなるため、輸送費も高くなる。「ハコJET」ではチャーター料金制など、長距離運送業界の課題解決にもつながるとしている。
渡辺社長は「従来の利用者からの多くの問い合わせがあることから、空陸一貫型配送の需要は十分にある」とみており、「最初はハコブリッジを入口にサービスを提供することになるが、将来的にはJALにも入口を設け相互総客を行うほか、対応空港も新千歳、羽田、成田、伊丹、関西、福岡、那覇の7空港から、拡大し、同時に、各地の運送業者とも協力関係を構築していく」考えだ。(三村秀寿)
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問い合わせ先:03-5255-3282(配車直通)ハコブリッジURL:https://www.hako-bridge.jp/