低温物流の緊急配送にサービスを提供
BtoBの配送事業を行うルーフィ(東京都中央区、渡辺泰章社長)は、配送マッチングサービス『ハコブリッジ』『ハコJET』を展開。低温物流の緊急配送サービスとして提供している。
ハコブリッジはWebを活用した配送注文、車両マッチングなどの機能を有し、緊急配送を必要とする荷主と運送会社をつなぐ。2016年からサービスを開始し、冷凍・冷蔵の軽車両を中心に陸送で配送を行っている。
ハコJETは空陸一貫型の配送マッチングサービスとして、20年12月に開始。日本航空(JAL)と連携し、空路を利用することで配送時間を短縮。遠距離でも当日配送を実現した。3温度帯にも対応し、低温度帯の空輸には同社が独自開発した大型保冷ボックスを使用する。
今期第1四半期(12月~2月)のハコブリッジの売上げは、前年比150%と好調。小容量の荷物などの配送需要が高まっているという。ハコJETの売上は前年がサービス開始直後だったこともあるが600%と大きく伸長。スポット便だけではなく、定期便の輸送にも対応している。
渡辺社長は「ハコブリッジの約90%、ハコJETの約75%を低温の荷物が占めている。温度ロガーを搭載するなど徹底した温度管理が好調で、実績からも選べれているのではないか」と述べている。
エリア拡大を目指す
ハコJETは産地直送品の販売にも活用している。早朝に採れた農産品をその日のうちに都内小売店で販売しており、JALの地域創生チームや地域自治体などともに取り組んでいる。
渡辺社長は「当社は関東近郊を中心に事業展開してきたが、最近では他のエリアからの要望も増え、拠点を増やすなど、エリア拡大を視野に入れている」と強調している。
また、冷凍・冷蔵車両を同社が購入し、ドライバーにレンタルする取り組みを2月に開始。ドライバー不足などの課題解決に向けて提案する。
同社の低温物流の荷物は約7割~8割が食品。そのことから今後は食の展示会安堵への出展を行い、食品メーカーや問屋などへの提案を強化していく考えだ。
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問い合わせ先:03-5255-3282(配車直通)
ハコブリッジURL:https://www.hako-bridge.jp/
Mail:hako-info@lufi.co.jp